玄米について語ってみる②
玄米シリーズ②
シリーズ②「玄米の悪いところ」
今回は玄米のデメリットを書いていきます。
前回の①でお話した通り、玄米には「RBF」「RBA」という素晴らしい栄養素があることが分かりました。
しかし! 実はこの2つ、玄米の固い細胞壁(セルロース)に覆われているため、普通に炊飯して食べても体に吸収されません…。
せっかく玄米食にしているのに、素晴らしい栄養素を吸収できていなかった!という話になってしまいます。
この固い細胞壁を、軟化させて中の栄養を摂らないと意味がないのです。
また、栄養たっぷりのナッツなどの豆類や種類は大抵焙煎してから食します。
それは、種も栄養素がぎっしり詰まっているので、外敵に食べられないように「堅い細胞壁」と「発芽抑制因子アブシジン酸」で守られているのです。
堅い細胞壁については先ほど書きましたが、次の「発芽抑制因子」というのは、環境条件でその因子を活性、不活性化できるという、とても優秀なものです。
種は、動物などの外敵に食べられて、強烈な胃酸にさらされても平気で、そのまま消化されずに便から排出され、生命をつないでいきます。
トウモロコシなどを食べた翌日は、便にそのまま種みたいのが混ざってますよね。
梅干しの種の中には「仁」と呼ばれる核が入っていますが、これも他では中々摂取できないビタミン17が豊富に含まれていますが。しかし、ここにもアミグダリンという青酸配糖体という毒性のあるものが含まれているのです。
因みに発芽抑制因子アブシジン酸は、毒性がなくなっても、再び乾燥させる事によって、その毒性が復活してしまいます。
ですから、実は市販の乾燥させてある発芽米などの購入は注意が必要なのです。
以上に挙げた「堅い細胞壁」と「発芽抑制因子の毒性」。
玄米には、この2つのデメリットがありますが、次回はそのデメリットをどう克服して栄養たっぷりの玄米を食すか・・・に迫ります!
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