頚肩腕痛(肩上腕の痛み)

肩や上腕の痛み(頚肩腕痛)

「肩」と言うと、肩こりや五十肩を思い浮かべますが、

スポーツなどで単純に肩を痛めることもよくあります。

肩は関節の中でも、よく動くように出来ているため、

つながる筋肉の数も多く、四足動物と違い

人間社会では非常に痛めやすい場所でもあります。

 

特にスポーツのやり過ぎが多いですが

久々にスポーツした方が痛めるケースも多くあります。

その多くは「ロテーターカフ」と言われる部分が痛みます。

肩周りの棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉を指します。

全て、肩甲骨と上腕骨を結ぶ筋肉です。

和名では「回旋筋腱板」と呼びます。

その名の通り、腕を(肩関節)内側や外側に回す(ひねる)筋群です。

基本的にはインナーマッスルですので触れることはできず、

肩の脱臼後には、ゴムチューブで地道に鍛える選手の姿も見られます。

性質上、野球やテニスなどが痛めやすいスポーツです。

久々にキャッチボールするお父さんも気を付けてください。

さて、治療ですが

その多くは「肩峰下」と呼ばれる部分のいわゆる潤滑油、滑液包に炎症が出ます。

肩峰下滑液包炎と呼ばれます。

痛みのポイントとしては、ツボで言うと肩甲上神経支配の「天宗」。

ここはかなり押すと痛いはずです。

肩甲骨の棘下の外側の「肩貞」。ここも痛いです。

この2穴は大事な鍼灸ポイントです。

腱板部は炎症があるためマッサージできませんが

そこにつながる上腕部や肩甲骨周りは様子をみてしっかり緩めます。

ピッチャーをやっている野球少年は、練習後肩をしっかりアイシングして、

炎症を止めることも大事です。

今は気軽な道具も増えていますので、将来のためにケアしましょう。

外傷性の痛みは1回の治療では消えません。

しっかり治さないと繰り返しますのでご注意ください。

 

◆クリック↓で応援よろしくお願いします!

健康と医療ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Previous article

坐骨神経痛