バセドウ病(甲状腺ホルモン)
バセドウ病(グレーブス病)
バセドウ病は自己免疫疾患の1つで、若い女性に多い病気です。
原因は基本的に不明ですが、喉にある甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」が多く出てしまうことで、その機能が亢進してしまうという厄介な病気です。
代表的な症状は、メルセブルグ三徴候と言って、甲状腺腫、眼球突出、頻脈、の3つが有名です。
↑ブラックジャックにも出てきます
特に目が少し飛び出たような感じでギラついている症状は多く出ます。まぶたがやや腫れたような感じにもなります。
経絡治療では必ず脈を診るので体験していますが、頻脈も顕著です。100以上ある方もいらっしゃいます。
その他には、暑がったり、体重が減ったり、手のふるえや倦怠感が出ることもあります。
公表はしていませんが、サッカーの本田選手を思い浮かべてみてください。喉の甲状腺の部分に手術痕があり、その特徴である眼球突出の症状が見られます。
ただ、基本的には投薬治療が一般的で、薬の副作用がキツい方や効かない方は手術療法となるようです。いずれにしても、一般的な内科医ではなく、最初は甲状腺の専門医に診ていただくのがよいでしょう。
興奮しやすい人、精神的に不安定な方、過労、ストレス、遺伝・・・様々なことが言われています。
実は、鍼灸治療は「自己免疫疾患」に対しても、中々の成果を上げています。
免疫システムの異常ですので、心身を安定させてあげ、自己治癒力を活性させることがとても大事です。
私も数名診させていただいたことがありますが、治療の中心は背部のツボを使い、自律神経系を安定させることです。
頭と首の境目辺りから、肩甲骨の下の範囲で圧痛を探し、鍼灸をします。特に背骨と背骨の間のツボは丹念に探し、お灸をします。
しかしながら、この治療はある程度根気がいります。通われている間は表情も明るくなり、息苦しさや倦怠感も消えたりします。
なかなか鍼灸治療に長期間通うことができない方がおおいですが、試してみる価値はあると思います!
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