症例報告 ~全身倦怠感(だるさ)

全身の倦怠感(だるさ)

50代 女性 会社員(非常勤) ホームページを見て来院

主訴:寝ても治らないだるさがずっと続いている、力が入らない感じ

 

中肉中背、やや物静かな印象。
昨年父親が他界し、今年は母親が入退院を繰り返し、それらの疲労が蓄積している。
子供は手がかからなくなってきているが、仕事もあり忙しい。

とにかく最近疲れが取れず、常に倦怠感がある。夜は寝れるが朝起きても疲れている。
肩こりは昔からあり、こり過ぎてよく分からなくなっている。足の冷え、多少ののぼせ。

「だるさ」が取れないということは、体内の代謝システムが上手く機能していないということです。

老廃物が代謝されずに残ってしまっている状態。いわゆる「酸化状態」ってやつですね。

つらいだけではなく、老化やがんの原因にもなると言われています。

西洋医学的には、ます休むこと、寝ることですね。

そして肝臓を元気にすること。これは「二日酔い予防」でも書きましたが、ビタミンとミネラルをたっぷり摂ること。

疲労が抜けない時はお酒や運動を控えるのももちろんです。

さて、この女性。脈は肝虚証。当然か…。

だるさが取れない時は、足へのお灸も有効。首周りにもお灸。

自律神経を整えて、指圧マッサージへ。背骨の際を中心に施術。

疲れているのでしょう、治療途中で深い眠りにつかれた模様。

この女性の場合、マッサージを30分延長してもらって終了。

全身的に、ドーゼオーバー(許容量)にならないよう気を付けながら行いました。

気を付けないと、一時的にダルさが増加したり、血圧が下がったりしますので注意が必要です。

1回の治療で、かなりスッキリされた感じ。

終わった後は「ぽわ~ん」とされていましたが、次の予約の電話の時には次の日の目覚め方が違ったと嬉しい報告。

忙しい時こそ、早目のメンテナンスが大事だと言うことを教えてくれる例でした!

 

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