どうしようもない歯の痛み(虫歯や歯周病)
歯の痛みって、何とも耐えがたく嫌ですよね~
昔に比べれば、多くの製薬会社が研究して、歯磨き粉も歯ブラシも改良され良くなっているはずです。
電動歯ブラシだって今や普通に家庭にあります。
携帯用もあり、会社や出先でも歯磨きできます。それこそ毎食後以上に磨いている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし! 歯周病患者の数は増加傾向(歯肉炎も含めると成人の8割だそうです)・・・
一方、原住民などは木の枝で磨いていても虫歯はナシ!
一体なぜ??
まず、皮膚の問題と同じで、現代人は歯を磨き過ぎだと言われています。
アトピー性皮膚炎は清潔にし過ぎるからだと最近は考えられています。お風呂の入り過ぎは悪化させるそうです。
その考えと同じで、歯茎にとっても清潔にし過ぎると、表面を守っている常在菌が死滅しバリアーがなくなってしまうのです。
また、歯磨きをいっぱいしちゃうことよりも、気をつけることがあります。
それが、就寝前の食事です。
就寝中は唾液の分泌が少ないので、菌の繁殖力が高いというのは聞いたことがあると思います。
寝る前に歯を磨いても、細かく「糖質」が残っているために、細菌がそれをエサとして増殖してしまいます。
ですから、
①歯磨きは夕食後や寝る前の1回だけでもOK。磨き過ぎはよくない。特に力を入れてのブラッシングは逆効果。力が入ってしまうようなら電動歯ブラシを用いる。
②余計なものが入っている歯磨き粉(特にフッ素)は使用しない。石鹸歯磨き粉が良い。
③歯と歯の隙間がある人はフロスで食べカスをしっかり取る。
④就寝前にデンタルリンス(殺菌剤)は使用しない。使うなら食用重曹でうがいをする。
⑤就寝前1時間以内には食事をしない。特に糖質を摂ることは避ける(砂糖や炭水化物)。
ということを心がけましょう!
しかし、虫歯などになってしまって歯が痛い! という緊急の場合は・・・
歯医者に行くのがもちろん良いのですが、早朝などでまだやっていない時の応急処置のツボをかきます。
上の図は奇穴(経絡とは関係ない)として有名な「歯痛点」です。
東洋医学での経絡で言うと、上の歯は「胃経」、下の歯は「大腸経」と言われます。
上の歯が痛む時は胃経のツボを用い、下の歯が痛む時は大腸経のツボを使用する、と言われますが、現実的には「大腸経」のツボを用いることが多いです。
まず押すのは「温溜」、ここでは澤田流温溜です。
歯が痛い側の親指と人差し指の間の水かきに、逆側の親指と人差し指の水かきを合わせて、中指が届くところです。
ここを刺激してください。
その他にも、耳たぶの後ろの骨の下の「翳風」なども良いです。
ちなみに、歯周病には「女室」。
アキレス腱の下、踵の上部分にツボがありますのでご活用ください。
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