抗生剤を処方されたときには
「ナカムラクリニック」より転載
抗生剤というのは、基本的に飲むべきではないと思っている。そう思うのは、まず、理屈として、抗生剤を経口摂取しても、抗菌性を発揮するだけの血中濃度に到達しないからです。シャーレ上の細菌に抗菌性を発揮したとしても、人体では無意味です。いや、無意味で済めばまだいいほうで、肝心の患部の菌は殺さないけれど、腸内細菌だけは壊滅的に破壊する。メリットはゼロで、デメリットしかない。
その理屈でいえば、点滴投与なら理解できます。たとえば、蜂窩織炎の患者に対してセファゾリンを静注する。そういう使い方なら、耐性菌を作りにくく、腸内細菌への影響は比較的少なく、狙った菌だけを殺す。少なくとも、理屈には合っている。
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