呉市に甦る戦艦大和の亡霊
「文殊菩薩」より転載
防衛省が広島県呉市にある日鉄工場跡地を買収する発表をしたが、そこは戦艦大和を製造した海軍工廠があった場所だ。
そこにドローンや火薬庫などの防衛産業を誘致し、多機能な複合防衛拠点とする計画だが、宇宙戦艦ヤマトでも開発するのか。
日本が総力をつぎ込んで製造した戦艦大和は、結局のところ燃料不足のためほとんど活躍することなく、鹿児島沖で撃沈された。
しかも、戦争中に呉市は海軍工廠があったために何度も空爆を受けており、大きいもので6回、大小合わせて14回におよぶ。
広島に原爆が落とされたのも、呉市の海軍工廠を始めとする軍需施設が、この地域に集中していたことが理由の一つであった。
戦艦大和を製造した軍需産業の亡霊が復活せんとするが、いざ戦争が始まれば、ここが真っ先にミサイルの標的になるだろう。
